始めに
BtoB用VRHMDでスタンドアローン機の「PicoNeo2 Eye」を個人用で手に入れましたので、もし同じ様に個人開発しようと思う人向けの内容になります。
PicoNeo2 Eyeについて
この「PicoNeo2 Eye」はTobiiのアイトラッキングセンサーが入ったスタンドアローンアイトラッキング機能付きのVRHMDです。
大体の操作はOculusQuestに似てますが、コントローラーは光学式ではなく電磁式なので後頭部の方へ持っていっても操作できます。
ただ、Questのコントローラーと比べると若干ふわっとした感じがあります。
見えにくいですが、レンズの両サイドにTobiiのセンサーがあります
デモ確認の環境
Untiy2019.4.1f
(デモプロジェクトは2019.2.20fで開発されています)
デモプロジェクト
https://github.com/picoxr/EyeTracking
プロジェクトをclone、またはDLして来たらUnityで起動してみましょう
初回起動時こちらのウインドウが出ますが
Applyを押してしばらく待ちます。
ちなみに、最初からビルド対象をAndroidにしておくとこちらのウィンドウは出ません。
ビルドする
最初から設定されてますが、ビルドシーンを番号で管理してるみたいなので番号変えると起動しなかったりします。
自分の視線情報を登録する
デモを始める前にホーム画面にある専用アプリ「Tobii User Calibration」で自分の視線情報を登録する必要があります。
デモを体験する
「PicoEyeTracking」とアプリがホーム画面に出るのでコントローラーで選択してください。
わかりやすい「Eye Tracking」から始めるといいです。
自分でアプリを作る場合について
視線情報と瞼の開閉レベルならPvr_Unity_SDKだけで対応可能です。
EyeManagerの EyeTrackingのチェックを入れれば動作します。
視線が向いてるところ以外の解像度を下げる「Foveated Rendering」もここで設定できます。
TobiiのSDKを使う場合
細かい機能を使う場合はTobiiXR SDKが必要です。
こちらについては、後日簡単なデモの確認と動作まで書きたいと思います。
https://vr.tobii.com/sdk/develop/
今までBtoB向けであまり表に出てきてないPicoでしたが、G2はヨドバシでも買えるようになったり、G3がソフトバンクさんのイベントで出たりとしているのでNeo系も今後購入できるようになるので期待してます。
制限がそんなに多くないけど、自前で作らないと無いという状態なのでそういったデバイスをいじるのが好きな人にはおすすめのVRHMDです(ΦωΦ)
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