１３章52

Javaプログラムの中でTestクラスとMainクラスの役割を詳しく解説します。コメントアウトを通じて各クラスとメソッドの機能を明確にします。

// Testクラス: 特定の数値(num)を管理し、その数値に対して操作を行うためのクラス
class Test {
    public int num;   // インスタンス変数num、外部からアクセス可能

    // コンストラクタ: Testオブジェクトを作成する際に初期値を設定する
    public Test(int num) {
        this.num = num; // 引数で受け取った値をインスタンス変数numに設定
    }

    // getNumメソッド: 現在のnumの値を返す
    public int getNum() {
        return num;
    }

    // modifyメソッド: 引数で指定された値を現在のnumに加算する
    public void modify(int x) {
        num += x;
    }
}

// Mainクラス: プログラムの実行を開始するためのクラス
public class Main {
    // mainメソッド: Javaプログラムの実行入口
    public static void main(String[] args) {
        Test t = new Test(100);  // Testインスタンスを作成し、numを100で初期化
        System.out.println(t.getNum()); // 初期化直後のnumの値（100）を出力

        // コメントで示された選択肢を実行する場所
        // 例えば、t.num = 0; または t.modify(-t.getNum()); をここに挿入
    }
}

役割の説明

Testクラスはデータ（この場合は整数num）の保持と、そのデータに対する操作（加算など）を提供します。これにより、データの状態を管理しやすくなっています。
Mainクラスはプログラムの実行を開始する役割があります。ここからTestクラスのインスタンスを生成し、特定の操作を実行して、その結果を検証または表示します。

この構造により、データ操作のロジックをTestクラスにカプセル化することができ、Mainクラスでは具体的な操作を通じてその動作をテストまたは利用することができます。これにより、コードの再利用性と保守性が向上します。