PHPで外部モジュールを読み込む際に利用する include
, require
の違いです。
include と require の使い分けまとめ
指定したモジュールが存在しない場合の挙動が異なります。
-
include
の場合、Warning になりスルーされる。 -
require
の場合、Fatal error となり処理が終了する。
外部モジュールを読み込んだ後の処理が、外部モジュールに依存しているかどうかによって使い分けましょう。
依存していない場合は include
、依存している場合は require
です。
基本的にはrequire
でいいかと思います。
include と require の実際の挙動を検証してみる
以下のコードを実行して、実際の挙動を確認してみます。
<?php
include('foo');
require('bar');
echo 'Hello';
$ php index.php
Warning: include(foo): failed to open stream: No such file or directory in /Users/shootacean/github.com/shootacean/sandbox/php/include-require/index.php on line 3
Warning: include(): Failed opening 'foo' for inclusion (include_path='.:') in /Users/shootacean/github.com/shootacean/sandbox/php/include-require/index.php on line 3
Warning: require(bar): failed to open stream: No such file or directory in /Users/shootacean/github.com/shootacean/sandbox/php/include-require/index.php on line 5
Fatal error: require(): Failed opening required 'bar' (include_path='.:') in /Users/shootacean/github.com/shootacean/sandbox/php/include-require/index.php on line 5
-
include
では、Warning となりますが、次の処理へ進むのでrequire
が実行されます。 -
require
では、Fatal error となり処理が終了するので、echo 'Hello';
は実行されません。
ビジネスロジックのコアな部分の外部モジュールを利用する際などには、
require
を利用することでモジュール読み込み時点で致命的なエラーに気づくことができます。
ビュー層などの致命的な問題にならない箇所では include
でいいかと思います。
以上、PHPの include
と require
の挙動の違いについてでした。
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