Introduction.
Linux で時刻同期といえば ntpd が有名ですが、最近は systemd のサービスである systemd-timesyncd が使われることが増えています。時刻同期を無効にしたい、けど手元の環境には ntpd が入っていないみたいだという場合はもしかしたら systemd-timesyncd が使われているのかもしれません。
この記事では systemd-timesyncd が使われているのかどうかを調べる方法と、systemd-timesyncd を無効化する方法、再度有効化する方法を解説します。
systemd-timesyncd が使われているか調べる方法
ターミナルで下記コマンドを実行します。
systemctl status systemd-timesyncd
systemd-timesyncd が使われている場合、下のスクリーンショットのようにコマンドの出力に "Active: active (running)" という文字列が確認できます。
一方で systemd-timesyncd が使用されていない場合は "Active: inactive (dead)" という文字列が確認できます。
systemd-timesyncd による時刻同期を無効化する方法
無効化にはルート権限が必要です。
最初に動作中の systemd-timesyncd サービスを停止します。次のコマンドを実行します。
sudo systemctl stop systemd-timesyncd
次に systemd-timesyncd サービスを無効化します。次のコマンドを実行します。
sudo systemctl disable systemd-timesyncd
最後にサービスの状態を確認します。次のコマンドを実行します。
systemctl status systemd-timesyncd
"Active: active (running)" と表示されていた行が "Active: inactive (dead)" に変わっていれば無効化は完了です。OS 再起動の必要はありません。
systemd-timesyncd を再度有効化する方法
再有効化にはルート権限が必要です。
最初に systemd-timesyncd サービスを有効化します。下記のコマンドを実行します。
sudo systemctl enable systemd-timesyncd
次にサービスを起動します。有効化しただけではサービスが起動していないからです。
sudo systemctl start systemd-timesyncd
最後にサービスの状態を確認します。下記コマンドを実行します。
systemctl status systemd-timesyncd
"Active: inactive (dead)" と表示されていた行が "Active: active (running)" に変わっていれば再有効化は完了です。OS 再起動の必要はありません。
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