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Yasuhiro Matsuda for AWS Community Builders

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5年ぶりに自腹で参加したre:Invent体験記Part2

AWS Community Builders Advent Calendar 2023のシリーズ2の最後の投稿です。

本記事は、5年ぶりに自費で行ったre:Invent体験記をAWS Communtiy Builders視点で深堀したPart2になります。

 5年前に参加した際には、KeynoteやBreakout Sessionが中心でしたが、今回は後で視聴可能なものは極力参加せず、会場でしか味わうことができない Game Day / AWS Jamを中心に参加し、WorkshopやChalk Talkにも挑戦しました。

 また今回は2年前に登録されたAWS Comunity BuildersやAWS User Group Leaders向けに準備されたイベントに積極的に参加するようにしました。

 Game Dayは、東京で開催されたAWS Summit Tokyo 2023で2位を獲得したこともあり、言語の壁はあるもののある程度上位に食い込めるだろうと考えていましたが、世界の壁はか高いことを実感しました。そして、Game Day / AWS Jamや5kが一番南側の会場となっていたマンダレーベイで開催されたこともあり、他のセッションと合わせて参加することが非常に難しく感じました。

 re:Invent会期間中に参加したセッションは以下の通りです。書きなぐりの感は否めませんが、感じたこと、後で振り返りたいことをメモ形式で書いてみました。もしよければご覧ください。

11/27

 宿泊していたホテルがLINQだったので、午前8時からのワークショップに参加するため、Flamingo&Caesars Palace駅からMGMにモノレールで移動しようとしたらカンファレンスパスで通してくれなくて、やむなく歩いてきたら長蛇の列。

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 実はアプリに説明があり、無料で乗るためにはHarrah's & The LINQ駅から乗る必要があったことを29日まで気づけませんでした。同じように間違ってFlamingo&Caesars Palace駅に来ている人が何人かいたので、betweenと記載があったから途中駅のFlamingo&Caesars Palace駅からも乗れるように見えるのは改善してもらった方が良いと感じました。

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FWM307 | Test your mobile applications with AWS Device Farm

 開始10分前になると予約がキャンセルされてしまい、Walkupに解放されてしまう。このセッションは参加者が少なかったためか、予約がキャンセルされてもなんとか参加することができました。

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 一連の流れのハンズオンは実施できたものの、Assume Roleに失敗してGitHub Actionが上手く動かない問題が発生しました。
 うまくいかない場合に思い切って英語で質問することはでき、講師の方が丁寧に教えてくれているのに英語がわからなすぎて困りました。

DOP307-R | Hands-on with Amazon CodeWhisperer [REPEAT]

 キャンパスシャトルバスでMGMからマンダレーベイに移動して11:30からのセッションに予約なし(walk-up)で参加。

 Amazon CodeShispererのworkshop stduioを実施する内容でした。re:Invent仕様になっているかと期待したが、そうではなかったのが残念。

お昼はカナダ人とスペイン人とが同じテーブルだったので話しかけてみたのだけれど、会話が3パーセントくらいしか分からない😭
 スペインの人とカナダの人は会話が成立しているところをみると、re:Invent期間中にもっと英語を学びたいという気持ちになりました。

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GHJ204 | AWS Jam: Generative AI(sponsored by SingleStore and Elastic)

 JAWS-UGメンバーに声をかけてもらい、Table16で日本人3人と外国の方の混成チームで挑戦しました。

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 CodeWhispererの内容やSageMakerに関する内容が含まれていたJam。
 ある程度善戦したものの、ResourceLimitExceededが出てしまって詰んだり、難易度高くうまくいきませんでした。

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 1位のチームは満点だったのには圧巻でした。世界の壁の高さを思い知らされたJamでした。

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KEY001 | Monday Night Live with Peter DeSantis

 AWS Jamがあったマンダレーベイからベネチアンに移動するのに1時間近くかかったあと、re:Invent AWS Community Developer Loungeのボランティアをしていたため、基調講演に15分前に着きました。

AWS Community Developer Loungeに遊びに来てくれた地元 宮形 純平さん

 サテライトブースに入れらるのかと思ったが、リザーブドシートが解放された直後だったため、最前列で視聴できました。

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5年前の基調講演はワクワクした発表もあり、会場の雰囲気を感じることができましたが、今回の基調講演では特別な発表も少なく、会場の盛り上がりはイマイチだったのは残念でした。

11/28

GHJ203 | AWS Jam: DevOps & modernization(sponsored by Palo Alto Netowrks and LaunchDarkly)

 Terraformに関する内容があり、CodeBuild、CodePiplineでtflint、tfplan、tfsecがうまく動かない内容を解決する問題は今までtflint、tfplan、tfsecを使っていなかった自分にとって非常に学びが大きかったです。

GHJ302 | AWS GameDay Championship: Network Topology Titans(sponsored by Lacework)

 日本人だけのチームで構成して参加したGameDayは日頃利用しないIPAMVPC IP Address Manager Consoleを使って行うものや、私が担当したHide mi, Show me, Cache meの中でチャレンジする必要があるS3 Object Lambdaアクセスポイントという今まで使ったことのない機能を使った内容があり、45分でクリアすべき内容だったにもかかわらず大半の時間を割くことになってしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。

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参考)GameDay の中で紹介されていたAmazon S3 Object Lambdaの機能
New – Use Amazon S3 Object Lambda with Amazon CloudFront to Tailor Content for End Users

Introducing Amazon S3 Object Lambda – Use Your Code to Process Data as It Is Being Retrieved from S3

CB mixer

 AWS Community Builder専用の交流ミーティングがありました。世界から集まっていたAWS Community Builderと片言の英語を交えながら交流することができ、とても楽しいひと時でした。

 そして日頃オンラインでしか会うことがないコミュニティマネージャともリアルでお会いできたことはこれからのCommunity Builderとしての活動をする上でも非常に有意義な時間でした。

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 SwagとしていただいたBuilders Cardsは、まだ遊べていないため、アナログカードゲーム aws BuilderCards の遊び方も参考にしながら、これからルールをよく理解して楽しめるようにしていきます。

11/29

5K

 ラスベガスの公道を走ることができる早朝マラソンのイベントに今年は参加した。昨年までチャリティーイベントになっていたが、今年から無料で参加することができるようになりました。

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DOP224-S|Driving down the cost of observavility (sponsored by Coralogix)

 5kが終わった後、事前に予約していたGHJ301 | AWS GameDay Championship: Building F.O.C.U.S.にそのまま参加する予定でしたが、さすがにホテルに戻ってまた参加というのも時間的に難しいため、キャンセルして参加して、次のAPJ Community Meetまでの時間に本セッションを視聴していました。

APJ Community Meet & Greet Mixer

 APJ(アジアパシフィックと日本)のコミュニティに関わるAWS Hero、AWS Community Builders、AWS User Group Leadersが集まったミーティングに参加しました。11/28のCB Mixerに比べると参加者数が非常に多く会話する機会は限られたものの、昨日のCB Mixerであった人ともまた会えたねと会話したりと和やかに時間が流れました。

GHJ206 | Cloud tournament: AWS Jam and escape room

 前半がescape roomで個人戦、後半はJamで団体戦でした。

 質問自体はさほど難しくはないものの、英語の理解に時間がかかる分ハンディキャップが大きいと感じました。

 後半は日本人3人とカリフォルニアに住むインド出身の方と協力しながら進められました。私が担当した課題では、CloudWatchAgentのログ設定や、API GatewayでAPIキーを利用する実装、Lambdaプロキシ統合に関する実装について求められるものがありました。

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 インドの方の上司が東京にいるとの事なので、日本に来ることがあれば連絡してねと伝えて散会しました。

 結果は24位でしたが、とても和やかな雰囲気で進められたことは感謝でした。

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re:Invent AWS User Group Mixer 2023

 あまりに人数が多すぎて、ほとんど会話もできなかったのはもったいなかったような気がしていますが、AWS認定試験の日本語訳をされている方と皆さんで意見交換できました。

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11/30

GHJ205 | AWS Jam: Security

 日本人4人でチームを組んで取り組んだJamで、最終順位8位になることができました。

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 私が担当したJamでは、AWS WAFの優先順位を変更する部分、プライベートPKI証明書に関するもの、承認ルールなどがあり、今まで触ったことのないAWS クライアント VPN エンドポイントの分割トンネルについての内容や、RedShiftの動的データマスキングについても要求され、非常に難しかったです。

 ヒントも一部使いながらなんとか時間内に終わらせることができたというところは、知識がない部分はヒントも活用しながら進める必要があるということで学びも大きかったです。

SEC333 | Better together: Using encryption & authorization for data protection

 午前のJamと午後のGameDayの間の2時間で昼食をとった後に参加したセッションです。パズルを組むように組んでいったときに自分の中で関与が薄いものをあえて受講してみるというのも良いと考えています。

GHJ304 | AWS GameDay Championship: Building with gen AI and Amazon Bedrock

 最後のGameDayも日本人4人で参加しました。
 石川県白山市名産の「あんころ」を使って「チームあんころ」という名前で登録したら Jeff Barr に拾ってもらえて石川県白山市の名産を全世界のエンジニアに知っていただけました。

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一緒にGameDayやJamに参加した人に配ったあんころを使ったカントリーマーム

 PartyRockを使ってみる部分から始まり、Bedrockでstable_diffusionを使ってユニコーンの画像を生成したり、JupyterLabやSageMaker Studioを使いつつ、文章の要約をして問題にこたえていく形式でしたが、事前の予習もほぼ出来ていなかったため、一番難しいGameDayとなりました。

 API Gateway+Lambdaの構成でBedrockのAPI(api_for_bedrock)を呼び出す構成を作成するにあたり、S3バケットが正しく設定されていない原因の特定をするためにバケットポリシーACLの設定が正しく理解されているかを要求される点も良くできた内容だと感じました。

 そして、リリースされたばかりのSageMaker Code Editorについても出てきていたので、改めて生成AIに関する部分で学習を進めていきたいと感じさせるGameDayでした。

 なお、PartyRockは、使い方の説明がブログに掲載されているので是非参考にしてみてください。

re:Play

 MAJOR LAZERのライブで大いに盛り上がりました。JAWS-UGメンバと一緒に最前列まで移動することができ、あっという間のre:Playが終わりました。

12/1

 5年前はre:Playに参加した翌朝早朝の飛行機で帰国するという日程だったため、最終日に参加することができませんでしたが、今回の日程では最終日もしっかり2つのセッションに参加できました。

COP307-R1 | Improve incident management with the right alarms and AIOps [REPEAT]

 DevOps Guruを使ってインシデント発生時に原因となったと推定される直前の構成変更をもとにインシデントを解決するための提案を受けるワークショップでした。

 5分程度の時間がかかるため、なかなか短時間でWorkshopを完走することはできなかったが、講師の方にも英語で質問したりしつつ、非常に理解が進む内容でした。

COP315-R1 | Architecting AWS accounts for scale [REPEAT]

 初めてのChalk Talkでした。AWS OrganizationsやControl Towerをどのように活用するのかというものが中心の議論でしたが、とにかく英語での会話が速すぎて理解に追い付くのがやっとでした。

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まとめ

 最終的に18のセッションやイベントに参加することができました。

 AWS Community Builderとして初めて参加したre:Inventは、コミュニティに関わっていなければ参加できないイベントもあったこともあり、5年前にツアーとして参加した時とは比べ物にならないくらい楽しかったという想いが強いです。

 GameDayやJamは自分の実力を試されるというセッションであり、ほとんどのGameDayやJamに参加していえることは、自分の力量がまだまだ及ばないということと、日ごろ使っているはずのサービスにも新機能が出ていることに気付いていないということでした。

 日頃触っているサービスや機能群であれば手は動かせるが、それ以外となると全く見当もつかないという状況であれば、これからビジネスで新しいことをやっていくうえでも最適なアーキテクチャにたどり着くまでに時間を要してしまうことになります。

 AWSのサービスを利用してビジネスを行っていくということは常に学びの連続であることが必要であり、他の優れたAWS Community Builderの活動に刺激を受けながらAWS Community Builderの一員としてその熱量を皆さんに広げていくために率先してキャッチアップをしていくことをやっていきたいと感じたre:Inventでした。

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